はじめに
NISAって、よく聞くけれど
「結局なにをする制度なの?」
「投資って難しそうで、自分にはムリかも…」
そう感じていませんか?
私も、最初はそうでした。
お金のことは苦手だし、
投資なんて“詳しい人がやるもの”だと思っていたからです。
それでも今、NISAを続けられているのは、
この制度が
がんばらなくても、ちいさく始められる仕組み
だったから。
このページでは、
2026年時点でのNISAのしくみを、
投資初心者の方にもわかるように、
できるだけやさしい言葉でまとめました。
「ちゃんと理解してから始めたい」
そんな方の参考になればうれしいです。
NISAってなに?まずはしくみを簡単に
NISA(ニーサ)は、
投資で得た利益に税金がかからなくなる制度です。
ふつう、投資で利益が出ると
その利益に対して 約20%の税金 がかかります。
たとえば、
投資で10万円増えた場合
→ 実際に手元に残るのは、約8万円。
でも、NISA口座で投資していれば、
この税金がかかりません。
✔ 利益がそのまま受け取れる
✔ 配当金や分配金も非課税
これが、NISAのいちばん大きな特徴です。
銀行預金とどう違うの?
銀行預金は、
- 元本が減らない安心感がある
- でも、ほとんど増えない
一方、NISAは
- 元本保証はない
- でも、増えた分は非課税で受け取れる
つまりNISAは、
「安心」と「増える可能性」のあいだにある選択肢
だと私は感じています。
すべてを投資に回す必要はありません。
生活費や貯金を守りながら、
余裕のある分だけを使えるのがNISAです。
NISAは「投資が得意な人」の制度じゃない
NISAというと、
「お金に詳しい人向け」
「たくさん投資する人向け」
そんなイメージを持たれがちです。
でも実際は、
投資が得意じゃない人のために作られた制度
とも言えます。
- 少額から始められる
- 長く持ち続けられる
- 税金のことを考えなくていい
だからこそ、
「ちいさく始めたい人」に向いているんですね。
2026年も使える「新NISA」の全体像
NISAは、2024年に大きく制度が変わりました。
この新しい制度は、2026年も引き続き使える仕組みです。
以前のNISAは、
- 一定の期間が決まっていた
- 制度が少し複雑だった
という特徴があり、
「結局よくわからないまま終わってしまった」
という人も多かったと思います。
新NISAは、そうした声をふまえて、
よりシンプルで、長く使いやすい制度になりました。
新NISAは「2つの投資枠」を使う制度
新NISAには、次の2つの投資枠があります。
- つみたて投資枠
- 成長投資枠
この2つは、どちらか一方だけ使ってもいいですし、
両方を組み合わせて使うこともできます。
「必ず両方使わなきゃいけない」
という決まりはありません。
年間で投資できる金額
それぞれの投資枠には、
1年間に投資できる上限があります。
- つみたて投資枠:年間120万円まで
- 成長投資枠:年間240万円まで
合計すると、
年間360万円までを非課税で投資できます。
ここで大事なのは、
「この金額まで使わないと損」ではない、ということ。
毎月数千円でも、
自分のペースで使えば大丈夫です。
生涯で使える非課税枠は1,800万円まで
新NISAでは、
一生のあいだに使える非課税枠が
合計1,800万円までと決められています。
そのうち、
- 成長投資枠で使えるのは最大1,200万円まで
というルールがあります。
この金額を見ると、
「そんなに使えない…」
と感じるかもしれません。
でも、これは
上限が決まっているだけ。
ほとんどの人にとっては、
「十分すぎるほどの枠」だと思います。
新NISAが“続けやすい”理由
新NISAのいちばんの特徴は、
期限を気にしなくていいことです。
以前の制度では、
「◯年以内に売らなきゃ」
と考える必要がありました。
新NISAでは、
- 非課税期間は無期限
- 好きなタイミングで売却できる
つまり、
急がなくていい制度なんです。
子育てや仕事で忙しい時期でも、
「何もしなくていい」
それが、初心者にとっての大きな安心材料だと思います。
新NISAには2つの投資枠があります
2026年現在、NISAは「新NISA」という制度になっています。
新NISAには、次の2つの投資枠があります。
- つみたて投資枠
- 成長投資枠
それぞれ、
向いている人・使い方がはっきり分かれているのが特徴です。
つみたて投資枠とは?
つみたて投資枠は、
毎月コツコツ積み立てていく投資向けの枠です。
- 年間投資上限は 120万円
- 投資方法は 毎月コツコツ積み立て
- 投資対象は 国が選んだ長期向けの投資信託
値動きが比較的おだやかで、
商品数がしぼられているため、
初心者さんでも迷いにくく、少額から始めやすいのが特徴です。
👉 はじめてのNISAにおすすめの投資枠です。
成長投資枠とは?
成長投資枠は、
もう少し自由度の高い投資ができる枠です。
- 年間投資上限は 240万円
- 投資方法は 好きなタイミングで購入
- 投資対象は 投資信託・ETF・個別株など
選択肢が多い分、
値動きは大きくなりやすく、
ある程度の知識や経験が必要になります。
👉 余裕資金で使いたい枠と考えるとわかりやすいです。
つみたて投資枠と成長投資枠のちがい【図解】
| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
|---|---|---|
| 年間投資上限 | 120万円 | 120万円 |
| 投資方法 | 毎月コツコツ積み立て | 好きなタイミングで購入 |
| 投資対象 | 国が選んだ長期投資向けの投資信託 | 投資信託・ETF・個別株など |
| 特徴 | ・値動きが比較的おだやか ・商品数が絞られていて迷いにくい ・少額から始めやすい 👉はじめてのNISAにおすすめ | ・選択肢が多い ・値動きは大きくなりやすい ・ある程度の知識や経験が必要 👉余裕資金で使いたい枠 |
- 生涯の非課税投資枠:合計1,800万円
- 投資で増えた利益に税金がかからない
- いつまで持っていてもOK(期限なし)
新NISAには
「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがありますが、
どちらも使わなければいけないわけではありません。
わたし自身も、最初は
つみたて投資枠だけから始めました。
まずは
・少額から
・生活を圧迫しない範囲で
・不安になりすぎないペースで
続けることを大切にしています。
いくらまで非課税?新NISAのお金のルール
NISAを調べていると、
「360万円」「1,800万円」
といった数字が出てきて、
ちょっと身構えてしまいますよね。
でも、この数字は
“ここまで使っていい上限”
を示しているだけ。
必ず使わなきゃいけない金額ではありません。
年間で使える非課税枠は360万円まで
新NISAでは、
1年間に非課税で投資できる金額が
最大360万円までと決まっています。
内訳は、
- つみたて投資枠:120万円
- 成長投資枠:240万円
です。
とはいえ、
毎月30万円積み立てる必要はありません。
- 月1,000円
- 月5,000円
- ボーナス月だけ少し増やす
こんな使い方でも、
きちんとNISAを活用しています。
生涯で使える非課税枠は1,800万円まで
新NISAには、
一生のあいだに使える非課税枠もあります。
それが、
合計1,800万円まで。
さらに、
成長投資枠として使えるのは
そのうち1,200万円まで、
というルールがあります。
この数字を見ると、
「そんなに投資できない…」
と思うかもしれません。
でも多くの人にとっては、
十分すぎるほどの枠です。
大事なのは「使い切ること」じゃない
NISAの非課税枠は、
「使わなかったら損」
というものではありません。
- 使える年だけ使う
- 家計が厳しい年はお休みする
- 余裕が出たら再開する
こんなふうに、
暮らしに合わせて使えばOK。
制度のために生活を削る必要は、
まったくありません。
売ったら枠はどうなるの?
新NISAでは、
投資した商品を売却すると、
その分の非課税枠が翌年以降に復活します。
つまり、
- 売ったら終わり
- 二度と使えない
というわけではありません。
長く付き合っていく制度だからこそ、
「やり直せる仕組み」
になっているのは安心ポイントです。
数字よりも大切にしたいこと
新NISAの数字は、
制度を説明するためのもの。
でも、いちばん大切なのは、
無理なく続けられるかどうかだと思います。
制度は大きく用意されています。
でも、
使い方はちいさくていい。
それが、
「ちいさく始めるお金の育て方」
につながっていきます。
非課税期間はいつまで?売るタイミングの考え方
投資を始めると、
「いつか売らなきゃいけないの?」
「タイミングを考えるのが難しそう…」
と不安になる人は多いと思います。
でも、新NISAでは、
その心配はほとんどありません。
新NISAの非課税期間は「無期限」
以前のNISAには、
「5年」「20年」といった
非課税期間の期限がありました。
新NISAでは、
非課税で持ち続けられる期間に期限がありません。
- 何年持っていてもOK
- 売る時期を決めておかなくていい
これが、新NISAの大きな特徴です。
いつ売ってもいい、という安心感
新NISAでは、
投資した商品は
自分のタイミングで売却できます。
- 子どもの進学費用に使いたいとき
- 家計に余裕がなくなったとき
- 気持ち的に一度整理したくなったとき
理由はなんでも大丈夫。
「今は売らない」
「しばらくそのままにする」
という選択も、もちろんOKです。
初心者が売るタイミングで悩まなくていい理由
投資というと、
「安く買って、高く売る」
というイメージがありますよね。
でも、つみたて投資を前提としたNISAでは、
売るタイミングを完璧に当てる必要はありません。
長い時間をかけて積み立てていくことで、
- 価格が高いときも
- 価格が下がっているときも
少しずつ買っていく仕組みになります。
そのため、
「今がベストかどうか」
を考えすぎなくていいのです。
売らない期間があっても問題なし
投資は、
「常に動かしていないといけない」
ものではありません。
- 忙しい時期
- お金のことを考えたくない時期
- 他のことで手いっぱいな時期
そんなときは、
何もしなくても大丈夫。
新NISAは、
“放っておいても成り立つ制度”
だからこそ、
生活に無理なく組み込めます。
「売らない」という選択も立派な判断
つみたて投資は、
長く続けることに意味があります。
- すぐに答えを出さなくていい
- 判断を先送りしてもいい
そう思えるだけで、
投資へのハードルはぐっと下がります。
新NISAは、
急がなくていい制度。
だからこそ、
初心者にも向いているのだと思います。
NISAでできること・できないこと
NISAは便利な制度ですが、
「なんでもできる魔法の仕組み」
というわけではありません。
ここでは、
できること/できないことを
整理しておきますね。
NISAでできること
まずは、
NISAでできることから。
- 投資で得た利益が非課税になる
→ 値上がり益や分配金に税金がかからない - 積立でも、一括でも投資できる
→ 毎月コツコツでも、余裕があるときだけでもOK - いつでも売却できる
→ 「◯年後まで売れない」などの縛りはなし - 少額から始められる
→ 月1,000円、数千円からでも問題なし
NISAは、
「自由度が高い」のが特徴です。
NISAでできないこと
一方で、
できないこともきちんと知っておくと、
あとから「思ってたのと違った…」
となりにくくなります。
- 元本保証はない
→ 預金のように必ず増えるわけではありません - 損益通算や損失繰越はできない
→ 他の投資の利益と相殺することはできません - NISA口座は1人1つだけ
→ 複数の証券会社で同時に持つことは不可 - 投資できる商品には制限がある
→ 特に、つみたて投資枠は商品が厳選されています
これらは
「デメリット」というより、
制度のルールだと思っておくと◎。
知っておくだけで安心できるポイント
NISAで損をする人の多くは、
制度そのものではなく、
「よく知らないまま始めた不安」
に振り回されてしまうことが多いです。
- できること
- できないこと
この2つを知っていれば、
必要以上に怖がることはありません。
NISAは「完璧に使わなくていい」
NISAは、
- フル活用しなくてもいい
- 毎年使わなくてもいい
- 途中で止めてもいい
完璧じゃなくていい制度です。
自分のペースで、
自分の暮らしに合う使い方をする。
それで十分、
NISAを活かしていると言えます。
この「税金がかからない」という仕組みが、
NISAのいちばん大きなメリットです。
NISAは「お金を増やすため」だけの制度じゃない
NISAは、
将来の不安を小さくするための制度でもあります。
- 老後のお金
- 子どもの教育費
- もしものときの備え
全部を一気に準備するのは大変だけど、
少しずつなら続けられる。
「ちいさく始めて、長く続ける」
それを後押ししてくれるのが、NISAです。
わたしがNISAを「少額から」続けている理由
わたしは、
いきなり大きな金額を投資することはしませんでした。
- 生活防衛費は現金で確保
- 無理のない金額だけ積み立て
- 増えたり減ったりを経験しながら慣れる
だからこそ、
今も不安になりすぎず続けられています。
まとめ|NISAは「今すぐ完璧にやる」必要はない
NISAは、
- 勉強してからじゃないとダメ
- たくさんお金がないと無理
そんな制度ではありません。
「少し気になった」
「いつか始めたいと思っている」
その気持ちがあれば、十分です。
▼NISAについて、もう少し知りたい方へ
NISAについて調べていくと、「いくらから始める?」「何を選べばいい?」「実際どうなってる?」と、次の疑問が出てくるかもしれません。
わたし自身が悩んできたことをまとめました。
▼NISAで買うものがよくわからないときは
NISAの仕組みがなんとなく分かっても、「じゃあ何を買うの?」と迷う方は多いと思います。
多くの人が最初に選ぶことになる「投資信託」について、基礎から整理しました。
私が選んだ投資信託と選ばなかった投資信託についてはこちらの記事でまとめています。
▼NISAとiDeCo、どちらから考える?
投資を調べていると、NISAと並んでiDeCoという制度を目にすることが多いと思います。iDeCoについては、初心者向けに別の記事でまとめています。
▼クリック応援してもらえるとうれしいです*


コメント