生活防衛費はいくら必要?-投資の前に知っておきたい「現金」の役割-

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年金、健康保険、雇用保険。
ここまで「投資の前に知っておきたい制度」について書いてきました。

それでも、
「やっぱり貯金がないと不安」
そう感じる人は多いと思います。

そこで今回は、
**制度を知ったその先に考えたい“生活防衛費”**について整理してみます。


目次

生活防衛費ってなに?

生活防衛費とは、
収入が一時的に止まっても、生活を立て直すための現金のこと。

老後資金でも、投資用のお金でもありません。
「いまの暮らしを守るためのお金」です。


制度を知ると、現金の役割が変わる

公的制度を知る前は、
「とにかく現金をたくさん持っていないと不安」
そう思っていました。

でも調べていくうちに、
すべてを貯金で備える必要はないことが見えてきました。

たとえば、
年金は老後のためだけの制度ではなく、
障害や万が一のときに家族を支える役割もあります。
年金は老後だけじゃない理由で詳しくまとめています。


また、病気やケガで働けなくなった場合には、
健康保険の傷病手当金が生活費を下支えしてくれます。
健康保険が医療費だけの制度ではない理由はこちらの記事で解説しています。


【比較図】制度・生活防衛費・投資の役割分担

ここで、これまでの内容を整理してみます。

【お金の土台の考え方】

公的制度(年金・健康保険・雇用保険)
 └ 人生の大きなリスクを支える

生活防衛費(現金)
 └ 短期の収入減・急な出費を乗り切る

投資
 └ 余力で将来に備える

役割を分けて考えることで、
現金・制度・投資がケンカしなくなります。


収入が途切れたときは「雇用保険」がある

仕事が一時的に途切れた場合、
収入の空白を支えてくれるのが雇用保険です。

失業給付だけでなく、
育児休業給付や再就職支援など、
働き方が変わる場面でも使われます。

雇用保険は失業だけじゃない理由は、
こちらの記事で詳しく書いています。

制度があるとわかっているだけで、
「最悪の想定」を現実的なラインに引き戻せます。


生活防衛費はいくらあればいい?

よく言われる目安は、
生活費の3〜6か月分

ただし、これはあくまで目安です。

  • 共働きかどうか
  • 固定費の大きさ
  • 制度をどれくらい理解しているか

によって、必要な金額は変わります。

制度を知っているほど、
不安だけで現金を積みすぎなくていいと感じられるようになります。


わが家の考え方|「不安ゼロ」ではなく「行動できる安心」

わが家では、
「これだけあれば、落ち着いて立て直せる」
そう思える金額を生活防衛費の目安にしました。

不安をゼロにする金額ではなく、
次の行動がとれる安心感を基準にする。

この考え方は、
家計全体にも大きく影響しています。


生活防衛費があると、投資との向き合い方が変わる

生活防衛費があると、

  • 投資は「一時停止してもいいもの」になる
  • 相場の上下に気持ちが振り回されにくくなる
  • 長い目で続けられる

ようになります。

投資は、
生活を削ってやるものではありません。

まとめ|生活防衛費は「使わないため」に持つお金

生活防衛費は、
使うことが目的のお金ではありません。

  • 使わずに済めば、それでいい
  • あることで、選択肢が増える

そんな存在です。

年金・健康保険・雇用保険、
そして生活防衛費。

この土台があるからこそ、
投資は「怖いもの」ではなく、
暮らしをよくする選択肢になっていくのだと思います。

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この記事を書いた人

20代のころ、将来のお金に不安を感じたことをきっかけに、資産形成をスタートしました。
最初は株主優待が楽しくて個別株を保有していましたが、分散投資の大切さを知り、少額1万円からセゾン投信での積立投資を始めました。
NISAが始まってからも、そのまま投資スタイルを変えず、金額を調整しながらコツコツと継続しています。

結婚・出産を経て、家計やお金との向き合い方も大きく変わりました。
保険は医療保険を手放し、必要な保障だけにシンプル化。
車の買い替えなどで、投資を取り崩す経験もありましたが、「完璧を目指さず、無理なく続けること」を大切にしてきました。

現在は、戸建ての賃貸住宅で家族と暮らしています。
夫は自営業。収入に波があるからこそ、固定費を抑え、生活防衛資金を整えながら、背伸びをしない資産形成を意識してきました。

アラフォーになり、少しずつ暮らしの土台が整ってきた今は、資産形成をより本格的に学びながら、
家族との暮らしを豊かにするお金の使い方・貯め方を、このブログで発信しています。

ちいさく始める資産形成と、やさしい暮らしのヒントをお届けできたらうれしいです。

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