「NISA=老後資金のための制度」
実は、私はそう思ったことがほとんどありません。
投資は20代からしていましたが、
NISAとの距離感は、ずっと試行錯誤でした。
NISAは「老後のために触ってはいけないお金」ではなく、
もっと生活に近いところにある制度でした。
だからこそ、
続けられたこともあれば、
迷ったこと、使ったこともあります。
今日は、
NISAを老後資金だけにしなかった理由と、
今のわが家の距離感について書いてみます。
老後のため、と思うと逆に遠く感じた
投資を始めた頃、
老後資金という言葉は、正直あまり実感がありませんでした。
- まだ先すぎる
- 具体的なイメージがわかない
- 今の生活とは切り離された話に感じる
「老後のため」と言われるほど、
NISAが自分から遠ざかる感覚があったんです。
それよりも私にとっては、
- 今の生活を安定させること
- 将来の選択肢を少し増やすこと
のほうが、現実的でした。
車を買うとき、NISAを引き出したことがある
実は一度、
NISAを引き出して使ったことがあります。
車を買い替えるタイミングで、
ローンを組むかどうかを考えたとき、
「利息を払うより、
今あるお金を使ったほうがいいかもしれない」
そう思ったんです。
当時は、
- NISAは老後資金専用という意識もなく
- 使ってはいけないお金とも思っていなくて
生活の延長線で、
自然な判断だったと思っています。
それでも、複利を知って迷いが生まれた
ただ、そのあとで
複利の力について知るようになりました。
時間を味方につけて、
長く置いておくことで育つお金。
それを知ったとき、
ふとこんな気持ちも湧いてきました。
「もう少し置いておいたら、
時間が働いてくれたかもしれないな」
引き出したことを
後悔しているわけではありません。
でも、
安易に引き出すものでもない
という感覚が、ここで生まれました。
今のわが家のNISAの位置づけ
今は、NISAをこんなふうに考えています。
- 老後資金だけではない
- でも、すぐ使う予定の生活費でもない
- 5年後・10年後の自分を助けるお金
たとえば、
- 働き方を見直したくなったとき
- 家族の状況が変わったとき
- 気持ちや体に余裕を持ちたいとき
未来の選択肢を増やすためのお金
という位置づけです。
NISAを「すぐに使うお金」にしなかったのは、
別で生活防衛費を確保していたからです。
現金と投資をどう分けて考えているかは、
こちらの記事で詳しく書いています。
👉 生活防衛費はいくらにした?わが家のリアルな金額と理由
個別株より、投資信託を選んだ理由
最初は、
個別株をいくつか買ったこともありました。
株主優待はうれしかったし、
「投資している実感」もありました。
でもその一方で、
- 買うタイミングが気になる
- 値動きがつい気になる
- 資産が増えている実感はあまりない
正直、心が落ち着かなかったんです。
だから私は、
投資信託でコツコツ積み立てる方法に切り替えました。
その方が、
- 生活に支障が出にくい
- 気持ちが振り回されない
- 続けやすい
と感じたからです。
そもそも、私が投資に踏み出せなかった理由や、
少額から始めるまでの気持ちの変化については、
こちらの記事で詳しく書いています。
👉 怖かった私が、少額から投資を始めた理由
NISAは「使ってもいい。でも安易に使わない」
今の私の結論は、とてもシンプルです。
- NISAは使ってもいい
- でも、何も考えずに引き出すものではない
- 生活と複利、その両方を天秤にかける
老後のために“絶対に触らないお金”
と決めてしまうより、
暮らしと一緒に考える制度
として付き合うほうが、
私には合っていました。
この記事で触れた考え方は、
「投資の前に知っておきたい制度」シリーズの流れの中で生まれたものです。
年金・健康保険・雇用保険・生活防衛費を整理したうえで、
わが家なりの投資の形を考えてきました。
👉 投資の前に知っておきたい制度|まとめはこちら
まとめ|NISAは距離感がいちばん大事
NISAは、
老後のためだけの制度じゃなくていい。
- 今の生活を守りながら
- 未来の自分を助けるために
- 無理のない距離感で続ける
わが家では、
そんな使い方をしています。
もし今、
「老後のためと言われると、続けられる気がしない」
「使っていいのか迷っている」
そんな気持ちがあるなら。
NISAとの距離を、
少しだけ自分寄りに調整してみるのも、
ひとつの方法かもしれません。
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