「資産形成を始めたいけれど、そもそもいくら貯めればいいの?」
NISAやiDeCoを始める前に、こんな疑問を持ったことはありませんか?
私は資産形成を始めた頃、「とりあえず1,000万円を目指そう」と思っていました。でも、なぜ1,000万円なのかと聞かれると、はっきりした理由はありませんでした。
資産形成はゴールがあるからこそ続けやすくなります。
とはいえ、目標額は人それぞれ。家族構成や住まい、働き方によって必要なお金は大きく変わります。
そこで今回は、今の生活費から将来必要なお金をざっくり計算する方法をご紹介します。
資産形成の目標額は人によって違う
SNSを見ると、
- 1,000万円を目指そう
- 老後資金は2,000万円必要
- FIREするなら5,000万円以上
など、さまざまな数字が出てきます。
でも、それがあなたに必要な金額とは限りません。
例えば、
- 独身か家族持ちか
- 持ち家か賃貸か
- 子どもがいるか
- 何歳まで働く予定か
によって必要な資産額は大きく変わります。
まずは他人の目標ではなく、自分に必要な金額を考えてみましょう。
まずは今の生活費を把握しよう
目標額を決める第一歩は、現在の生活費を知ることです。
毎月の支出をざっくりでも把握していますか?
例えば、
- 食費
- 日用品
- 光熱費
- 通信費
- 保険料
- 教育費
- 娯楽費
などを合計してみましょう。
もし家計簿をつけていなくても大丈夫です。
銀行口座やクレジットカードの履歴を見れば、おおよその支出は分かります。
私は家計管理に家計簿アプリを使っていますが、毎月の支出を自動で集計してくれるので便利です。
🌿家計簿アプリが続かない人へ|いろいろ試してわかった“使い分け”という選択
私は手動入力のシンプル家計簿を使っていますが、キャッシュレスが多い人はマネーフォワード MEなどの口座を連携できるアプリがおすすめです。
収入・支出だけでなく、株式などの資産もまとめて管理できます。
私はネット銀行と証券会社を連携して、貯蓄額の把握に使っています。
マネーフォワード MEを見てみる年間支出を計算してみる
月の生活費が分かったら、年間支出を計算します。
例えば、
- 月15万円 → 年180万円
- 月20万円 → 年240万円
- 月25万円 → 年300万円
という感じです。
将来必要なお金を考えるときは、まず年間支出を把握しておくとイメージしやすくなります。
生活防衛費の目安にもなります。
🌿生活防衛費はいくら必要?-投資の前に知っておきたい「現金」の役割-
FIREの考え方も参考になる
FIRE(経済的自立と早期リタイア)をご存じでしょうか?
私は完全なFIREを目指しているわけではありませんが、
目標額を考える上で参考になった考え方があります。
それが、
「年間支出の25倍の資産があれば生活できる」という考え方です。
例えば、
- 年間支出200万円 → 約5,000万円
- 年間支出240万円 → 約6,000万円
- 年間支出300万円 → 約7,500万円
という計算になります。
資産を運用しながら取り崩していく考え方です。
もちろん、これは「今すぐ仕事を辞めるなら」という前提です。
多くの人は定年まで働きますし、日本には年金もあります。
そのため、この金額をそのまま目標にする必要はありません。
ただ、
「生活費から必要資産を逆算する」
という考え方はとても参考になります。
将来必要なお金をざっくり考えてみよう
次に、今後必要になりそうなお金を考えてみましょう。
例えば、
教育費の目安
子どもの進学によって必要額は大きく変わります。
例えば、
| 進路 | 教育費の目安 |
|---|---|
| 幼稚園〜大学まで全て公立 | 約1,000万円 |
| 高校まで公立・大学のみ私立 | 約1,200万〜1,500万円 |
| 中学から私立 | 約1,500万〜2,000万円 |
| 幼稚園〜大学まで全て私立 | 約2,500万円以上 |
※文部科学省などの調査をもとにした概算です。
もちろん、
- 自宅通学か一人暮らしか
- 文系か理系か
- 私立大学か国公立大学か
によって大きく変わります。
ただ、目標額を考える段階では、
「教育費だけで1,000万〜2,500万円ほどかかる可能性がある」
と把握しておくだけでも十分です。
わが家にも小学生の子どもがいますが、将来どんな進路を選ぶかはまだ分かりません。
だからこそ、今のうちからNISAやiDeCoを活用しながら、教育費と老後資金の両方を少しずつ準備しています。
住宅費
住まいにかかるお金も、将来必要なお金を考えるうえで欠かせません。
持ち家の場合
住宅ローンを完済すれば住居費がゼロになると思われがちですが、
- 固定資産税
- 火災保険
- 修繕費
- リフォーム費用
などがかかります。
特に築年数が経つと、屋根や外壁、水回りの修繕費が必要になることもあります。
賃貸の場合
住宅ローンや修繕費の心配は少ない一方で、
- 家賃
- 更新料(地域による)
- 引っ越し費用
などが継続的にかかります。
例えば家賃7万円の場合、
年間84万円
20年間住み続けると
約1,680万円になります。
どちらが得かは一概に言えない
持ち家と賃貸はよく比較されますが、
住む地域や住宅価格、ライフスタイルによって答えは変わります。
大切なのは、
「自分の住まいに今後どれくらいお金がかかりそうか」
をざっくり把握しておくことです。
わが家は現在賃貸です。
老後も家賃が発生することを考えると、教育費だけでなく住居費も資産形成の目標額を考えるうえで無視できません。
老後資金
教育費や住宅費と並んで、多くの人が気になるのが老後資金です。
よく「老後2,000万円問題」と言われますが、実際に必要な金額は人によって異なります。
なぜなら、
- 持ち家か賃貸か
- 夫婦か単身か
- 年金額はいくらか
- 何歳まで働くか
によって大きく変わるからです。
まずは毎月の不足額を考えてみる
例えば、
- 老後の生活費:月20万円
- 年金収入:月15万円
だとすると、
毎月5万円不足します。
年間では60万円です。
不足額から必要資産を考える
仮に年間60万円の不足が20年間続くなら、
60万円 × 20年
=1,200万円
が一つの目安になります。
また、投資で運用しながら取り崩す前提なら、FIREで使われる「4%ルール」を参考にする考え方もあります。
年間60万円不足する場合、
60万円 ÷ 4%
=約1,500万円
となります。
正確な計算は後回しでOK
老後資金を考えると、
「年金はいくらもらえる?」
「何歳まで働く?」
「物価はどうなる?」
など分からないことがたくさんあります。
だから最初から完璧に計算しようとしなくて大丈夫です。
まずは、
- 今の生活費
- 教育費
- 住宅費
- 老後資金
をざっくり整理して、
「わが家は将来的に2,000万円くらいを目標にしようかな」
というイメージを持つだけでも十分です。
わが家は子どもがまだ小学生で、現在は賃貸暮らしです。
教育費や老後の住居費も考えると、老後資金だけを切り離して考えることはできません。
だから「老後2,000万円必要らしい」と鵜呑みにするのではなく、まずは生活費を把握し、自分に必要な金額を考えるようにしています。
目標額はあとから修正してもいい
資産形成を始めると、
- 収入が増える
- 支出が減る
- 家族構成が変わる
など、状況は変化します。
そのため、最初から完璧な目標額を決める必要はありません。
例えば、
- まずは100万円
- 次に500万円
- その次に1,000万円
というように、段階的な目標でも十分です。
私自身も、最初から明確なゴールがあったわけではありません。
資産が増えるにつれて、少しずつ目標も見直してきました。
まとめ|生活費から逆算すると目標が見えてくる
資産形成の目標額は、人それぞれ違います。
だからこそ、
「みんなが1,000万円だから」
ではなく、
「自分にいくら必要か」
を考えることが大切です。
まずは、
- 今の生活費を把握する
- 年間支出を計算する
- 将来必要なお金を考える
- 目標額を決める
この順番で考えてみましょう。
完璧な数字でなくても大丈夫です。
まずはざっくりとした目標を決めることが、資産形成の第一歩になります。
私が大切だと思うこと
私自身は、
「〇歳までに〇万円」
という大きな目標を厳密に決めているわけではありません。
それよりも、
- 家計を整える
- 無駄な支出を減らす
- 余剰資金を増やす
- NISAやiDeCoで積み立てる
- 投資やお金の知識を学ぶ
こうした行動を続けることを意識しています。
資産形成は短距離走ではなく、長距離走です。
まずは毎月の余剰資金を少しずつ増やし、そのお金を働かせる仕組みを作る。
その積み重ねが、将来の教育費や老後資金につながると考えています。
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