NISAについて調べていると、
「どの商品を選ぶか」
「毎月いくら積み立てるか」
「おすすめの証券会社」
といった情報はたくさん見つかります。
一方で、
「老後にどう使うか」
まで書かれている記事は、意外と少ないように感じます。
私も投資を始めた頃は、
「老後まで積み立てれば安心」
と思っていました。
でも40代になり、資産が少しずつ増えてきた今は、
「どう積み立てるか」だけでなく、
「どう取り崩すか」
についても考えるようになりました。
老後のお金に正解はありません。
年金制度や税制は変わるかもしれませんし、相場や生活費も変わっていくと思います。
それでも、今から出口を考えておくことで、
「どんな資産を持っておきたいか」
「現金はどれくらい必要か」
といった今の資産形成にもつながると感じています。
今回は、現時点で私が考えている「老後のお金の流れ」をご紹介します。
老後は「年金+NISA」を基本に考えています
私が考えている老後の生活は、とてもシンプルです。
まずは公的年金を生活の土台にして、
足りない生活費をNISAから取り崩す。
これが基本の考え方です。
つまり、
- 公的年金で生活費のベースをまかなう
- 足りない分だけNISAから取り崩す
というイメージです。
老後というと、
「NISAだけで生活する」
というイメージを持つ方もいるかもしれません。
でも私は、公的年金という土台があり、その上にNISAがあると考えています。
🌿年金は老後だけじゃない。払っておいたほうがいい理由― 民間の死亡保険に入る前に知ってほしい「遺族年金」の話 ―
① 20年間積み立てると、資産はここまで育つ

今回のシミュレーションでは、
- 毎月5万円を20年間積み立てる
- 年率5%で運用する
というシンプルな条件で計算しました。
積立元本は1,200万円ですが、複利の効果によって、65歳時点では約2,462万円になる結果になりました。
もちろん、実際の運用成績は毎年変わります。
また、私自身も年齢に合わせて債券などの資産を増やしていくことを考えています。
そのため、実際の資産額や取り崩し方は、このシミュレーションとは異なる可能性があります。
今回は、「運用しながら取り崩す」という考え方をイメージするための一例としてご覧ください。
私は「運用しながら取り崩したい」と考えています
以前の私は、
「老後になったら投資は終わり」
と思っていました。
でも、いろいろ調べるうちに、
「必要な分だけ取り崩しながら運用を続ける」
という考え方を知りました。
もちろん、相場は毎年同じではありません。
上がる年もあれば、下がる年もあります。
それでも、長い老後を考えると、すべてを現金にしてしまうより、必要な分だけ取り崩しながら運用を続けた方が、資産が長持ちする可能性があります。
だから私は、この考え方を取り入れたいと思っています。
私がNISAを続けられている理由
私は現在、マネックス証券でNISAを運用しています。
毎月5万円を積立投資枠で積み立てながら、成長投資枠ではポイント投資や高配当株にもチャレンジしています。
長期投資で一番大切なのは、「どの商品を選ぶか」だけではなく、無理なく続けられることだと私は思っています。
私自身も積立設定をして、毎月コツコツ続けています。
これからNISAを始める方や、証券口座を検討している方は、私が利用しているマネックス証券も選択肢の一つです。
▶マネックス証券を見てみるなぜ「4%」でシミュレーションしたの?
今回のシミュレーションでは、毎年資産の4%を取り崩す設定にしました。
これは、「4%ルール」と呼ばれる考え方を参考にしています。
ただし、4%なら絶対に安心という意味ではありません。
生活費や年金額、資産額、運用成績によって、ちょうどいい取り崩し額は人それぞれ違います。
今回は、出口戦略を考えるための一つの目安として4%でシミュレーションしています。
② 運用を続けながら4%ずつ取り崩した場合

今回の条件では、65歳から資産残高の4%を毎年取り崩しながら、年率5%で運用を続けると、30年後も約1,882万円の資産が残るという結果になりました。
最初の1年間に取り崩す金額は約98万円。
月平均にすると約8万円です。
私は、この約8万円を公的年金に上乗せする生活費というイメージで考えています。
ただし、この約8万円は毎年同じではありません。
資産が増えれば取り崩せる金額も増えますし、資産が減れば取り崩せる金額も少なくなります。
だからこそ、暴落したときの備えも一緒に考えておくことが大切だと思っています。
その備えとして、私が考えているのがiDeCoの活用です。
この後、定率取り崩しの弱点や、私がiDeCoをどのように組み合わせて考えているのかをご紹介します。
定率取り崩しにも弱点があります
ここまで読むと、
「運用しながら取り崩せば安心なんだ」
と思われるかもしれません。
私も最初はそう考えていました。
でも、定率取り崩しにも弱点があります。
それは、大きな暴落が起きたときです。
例えば、株価が大きく下がると資産残高も減ります。
すると、4%で取り崩せる金額も少なくなります。
前半でご紹介したシミュレーションでは、最初の1年間に取り崩せる金額は月平均で約8万円でした。
もし暴落で資産が大きく減れば、この金額も少なくなります。
つまり、
生活費が足りなくなる可能性がある
ということです。
私が老後に一番避けたいのは、
株価が大きく下がったタイミングで、生活費のためにNISAを売ること。
長い時間をかけて育てた資産を、値下がりしたタイミングで取り崩すことは、できるだけ避けたいと思っています。
私が考えている老後のお金の流れ

そこで私が考えているのが、この流れです。
普段は、
- 公的年金
- NISA
この2つで生活します。
そして、株価が大きく下がったときだけ、老後に受け取ったiDeCoを現金として確保しておき、そのお金で生活費を補う予定です。
※iDeCoの受け取り方法や税金については、その時点の制度や状況を踏まえて、一時金・年金のどちらが自分に合っているかを考えたいと思っています。
③ もし65歳ですべて現金化したら?

比較のために、65歳ですべて現金化し、その後は運用せずに取り崩すシミュレーションも作ってみました。
今回の条件では、この資産は約21年でなくなる結果になりました。
もちろん、これは今回設定した条件でのシミュレーションです。
実際には、
- 年金額
- 生活費
- 運用成績
- 資産配分
などによって結果は大きく変わります。
それでも、運用を続ける場合と比べると、資産の減り方に違いがあることがわかります。
④ 比較してみると…

今回のシミュレーションは、あくまでも一定の条件で比較したものです。
実際の老後では、株式だけでなく債券などを組み合わせることもあるでしょうし、年齢に合わせて資産配分を見直すこともあると思います。
世界経済や金利、物価の変化によって、運用結果は大きく変わる可能性もあります。
それでも、
「必要な分だけ取り崩しながら運用を続ける」
という考え方は、長い老後を考えるうえで参考になるのではないでしょうか。
私は、老後が近づいたら資産配分も見直しながら、その時の状況に合った取り崩し方を考えていきたいと思っています。
まとめ
現時点で私が考えている老後のお金の流れは、次のようなイメージです。
- 公的年金を生活の土台にする
- 足りない生活費はNISAから取り崩す
- NISAは必要な分だけ取り崩しながら運用を続ける
- 暴落したときはiDeCoとして確保した現金で生活費を補い、NISAはできるだけ売らずに回復を待つ
老後のお金に、絶対の正解はありません。
年金制度も、相場も、生活費も変わっていくと思います。
だからこそ、一度決めたら終わりではなく、その時々の状況に合わせて見直していくことが大切だと考えています。
今回ご紹介したのは、現時点で私が考えている老後のお金の流れです。
これからも学びながら、自分に合った出口戦略を考えていきたいと思っています。
よくある質問
Q. 老後になったらNISAはすべて売った方がいいですか?
私は、すべてを一度に現金化する予定はありません。
必要な分だけ取り崩しながら、できるだけ運用を続けたいと考えています。
Q. 4%ルールなら安心ですか?
4%ルールはあくまでも目安の一つです。
年金額や生活費、資産額、運用成績によって最適な取り崩し方は変わります。
Q. iDeCoはいつ受け取る予定ですか?
現時点では、受け取れる年齢になったら受け取り、暴落時に使える現金として活用したいと考えています。
受け取り方法や税金については、その時の制度や状況を見ながら判断する予定です。
Q. 老後の資産配分は今のままですか?
いいえ。
私は年齢が上がるにつれて、債券なども取り入れながら資産配分を見直していく予定です。
老後も株式100%で運用する前提ではありません。
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