はじめに
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、掛金が所得控除の対象になり、運用益も非課税になるなど、老後資金づくりに役立つ制度です。
私も毎月11,000円を積み立てていますが、始めたばかりの頃は「60歳まで引き出せない」ということしか知りませんでした。
ところが調べてみると、積み立てることだけでなく、「どう受け取るか」も大切だということがわかりました。
受け取り方によって税金の計算方法が変わるため、同じ金額でも手元に残るお金が変わることがあります。
とはいえ、今から細かい税金の計算を覚える必要はありません。
まずは、
- どんな受け取り方があるのか
- それぞれの特徴
- 自分ならどう考えればいいのか
を知っておくだけでも十分です。
この記事では、iDeCoの出口戦略を初心者の方向けにわかりやすく解説します。
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私は現在、マネックス証券でiDeCoを運用しています。
証券会社選びで迷っている方は、私がマネックス証券を選んだ理由や、他の証券会社との違いをまとめた記事も参考にしてみてください。
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iDeCoは60歳以降、次の3つの方法から受け取り方を選びます。

まずは、「一時金・年金・併用」の3つがあることだけ覚えておけば大丈夫です。
ここから、それぞれの特徴を見ていきましょう。
一時金(一括受け取り)
一時金は、iDeCoをまとめて一度に受け取る方法です。
受け取ったお金は退職所得として扱われ、退職所得控除を利用できます。
そのため、多くの場合は税金を抑えやすい受け取り方とされています。
ただし、会社から退職金を受け取る人は注意が必要です。
退職金とiDeCoの受け取り時期によっては税金の計算に影響する場合があります。
制度は改正されることもあるため、受け取る時期が近づいたら最新のルールを確認しましょう。
年金受け取り
5〜20年など、決められた期間に分けて受け取る方法です。
毎年少しずつ受け取れるため、老後の生活費として使いやすいのが特徴です。
一方で、公的年金など他の年金収入とのバランスによって税金が変わることがあります。
併用
一部を一時金、残りを年金として受け取る方法です。
税金や生活設計に合わせて調整しやすく、人によっては有力な選択肢になります。
受け取り方で税金が変わる
| 受け取り方 | 税金の区分 | 利用できる控除 |
|---|---|---|
| 一時金 | 退職所得 | 退職所得控除 |
| 年金 | 雑所得 | 公的年金等控除 |
つまり、
**「どちらがお得か」ではなく、「自分の状況ではどちらが合っているか」**を考えることが大切です。
会社員と自営業では考え方が少し違う
受け取り方法は同じですが、退職金の有無によって考え方が変わることがあります。
| 会社員 | 自営業 |
|---|---|
| 退職金がある人が多い | 退職金がない人が多い |
| 退職金とのバランスを確認したい | 一時金を選びやすいケースが多い |
もちろん、会社員でも退職金が少ない人、自営業でも退職金制度がある人もいます。
最終的には、自分の退職金やiDeCoの加入年数などを踏まえて判断することになります。
NISAとの違い
私はiDeCoとNISAの両方を利用しています。
どちらも資産形成に役立つ制度ですが、役割は少し違います。
| iDeCo | NISA | |
|---|---|---|
| 引き出し | 原則60歳まで不可 | いつでも可能 |
| 取り崩し | 一時金・年金など受け取り方法を選ぶ | 必要な分だけ自由に売却できる |
| 運用しながら取り崩し | 基本できない | できる |
iDeCoは老後まで使わないお金を準備する制度。
一方、NISAは必要なタイミングで自由に取り崩せる制度です。
そのため、私は「どちらがお得か」を比べるのではなく、それぞれ違う役割を持つ制度として活用しています。
実際に私が考えているiDeCoとNISAの役割分担や、老後のお金の使い方については、こちらの記事で詳しくまとめています。
▶ 私が考えるiDeCoとNISAの出口戦略|老後のお金をどう使う?(準備中)
iDeCoを受け取る前に確認したいこと
受け取りが近づいたら、次の点を確認しておきましょう。
- □ 退職金はいくらくらいになりそうか
- □ iDeCoの残高はいくらか
- □ 加入年数は何年か
- □ 公的年金や企業年金はどのくらいか
- □ 一時金・年金・併用のどれが自分に合っているか
- □ 最新の制度を確認したか
よくある質問
- iDeCoは一時金と年金、どちらで受け取るのがお得ですか?
-
一概に「こちらがお得」とは言えません。
退職金の金額やiDeCoの加入年数、公的年金の受給額などによって、有利な受け取り方は変わります。
一般的には、一時金は退職所得控除、年金は公的年金等控除が利用できるため、自分の状況に合わせて選ぶことが大切です。 - iDeCoはNISAのように運用しながら取り崩せますか?
-
いいえ。
NISAは必要な分だけ売却し、残りを運用し続けることができます。
一方、iDeCoは一時金・年金・併用のいずれかの受け取り方法を選ぶ制度です。
NISAのように自由に取り崩しながら運用することはできません。
- 会社員と自営業では出口戦略は違いますか?
-
受け取り方法は同じですが、考え方は少し異なります。
会社員は退職金とのバランスを考える必要がある場合があります。
一方、自営業は退職金がないケースも多く、一時金を選びやすいことがあります。
最終的には退職金の有無や加入年数などを踏まえて判断しましょう。
- 退職金が少ない場合は、一時金で受け取る方がいいですか?
-
退職金が少ない場合は、一時金のメリットを活かしやすいケースがあります。
ただし、制度や税制は変更されることもあるため、受け取る時点のルールを確認した上で判断することが大切です。
- 今からiDeCoの出口戦略を考えるのは早すぎますか?
-
いいえ。
受け取りはまだ先でも、「受け取り方によって税金の計算方法が変わる」ということを知っておくだけで、将来の選択肢が広がります。
制度は変更される可能性もあるため、受け取る時期が近づいたら最新の情報を確認しましょう。
- iDeCoで受け取ったお金は、そのまま投資した方がいいですか?
-
人それぞれの資産状況やライフプランによって考え方は異なります。
私は、iDeCoとNISAは役割が違う制度だと考えています。
そのため、iDeCoで受け取ったお金は老後の生活費に備える「現金クッション」として持ち、NISAはできるだけ長く運用を続けたいと考えています。
詳しくは、**「私が考えるiDeCoとNISAの出口戦略」**でご紹介しています。
まとめ
iDeCoは「積み立てる制度」と思われがちですが、受け取り方まで考えることで、より制度を活かすことができます。
今回ご紹介したポイントをまとめると、
- 一時金・年金・併用の3つの受け取り方がある
- 受け取り方によって税金の計算方法が変わる
- 会社員と自営業では考え方が少し異なる
- NISAとは役割が違うため、それぞれの特徴を活かすことが大切
受け取りはまだ先でも、「こんな選択肢があるんだ」と知っておくだけで、安心して積み立てを続けられると思います。
制度を理解したら、次は**「受け取ったお金をどう使うか」**も考えてみませんか?
私は、iDeCoとNISAにそれぞれ役割を持たせて資産形成をしています。
その考え方は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
▶ 私が考えるiDeCoとNISAの出口戦略|老後のお金をどう使う?(準備中)
※この記事は2026年7月時点の制度をもとに作成しています。受け取り方法や税制は変更される可能性があります。実際に受け取る際は、最新の制度をご確認ください。
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