株式投資について調べていると、「高配当株」という言葉を見かけることがあります。
配当金を受け取りながら資産形成ができると聞くと、興味がわきますよね。
でも、いざ始めようと思うと、
- 高配当株とはどんな株?
- どのくらいの配当利回りがあれば高配当株なの?
- 高配当株にはどんなメリット・デメリットがある?
- 初心者はどうやって銘柄を選べばいい?
と疑問に思うこともあるのではないでしょうか。
私自身、20代の頃から株主優待を目的に株式投資をしてきました。
当時も配当金は受け取っていましたが、年間で合計しても数千円程度。資産が増えている実感はあまりありませんでした。
しかし最近は、配当金を再投資しながら、少しずつ不労所得を育てていくことにも魅力を感じています。
この記事では、高配当株の基本からメリット・デメリット、初心者が銘柄を選ぶときのポイントまで、わかりやすく解説します。
※この記事は私個人の投資経験や考え方をもとにまとめています。特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。
高配当株とは?
高配当株とは、株価に対して受け取れる配当金の割合が高い株式のことです。
企業は事業で得た利益の一部を、株主に配当金として還元することがあります。
その配当金が株価に対して比較的多い企業の株式を、高配当株と呼びます。
ただし、「配当利回りが何%以上なら高配当株」という明確な統一基準があるわけではありません。
一般的には、配当利回りが市場平均や同じ業種の企業と比べて高い銘柄などが、高配当株として注目されます。
配当利回りとは?
配当利回りとは、株価に対して年間の配当金が何%に相当するかを示す指標です。
計算式は次のとおりです。
配当利回り(%)=年間1株配当金÷株価×100
例えば、株価1,000円の企業が年間50円の配当金を出す場合、配当利回りは5%です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 株価 | 1,000円 |
| 年間配当金(1株あたり) | 50円 |
| 配当利回り | 5% |
この株を100株保有していれば、年間の配当金は5,000円(税引前)になります。
1株だけなら50円、10株なら500円です。
このように、配当金は保有株数に応じて受け取ることができます。
なお、配当利回りは株価によって変動します。株価が下がれば利回りは高くなり、株価が上がれば低くなります。
そのため、配当利回りが高いからといって、必ずしも投資先として魅力的とは限りません。
高配当株のメリット
高配当株には、配当金を受け取りながら資産形成を目指せるという特徴があります。
ここでは、主なメリットを3つ紹介します。
1. 配当金を定期的に受け取れる
高配当株の魅力は、企業が配当を実施すれば、保有株数に応じた配当金を受け取れることです。
日本株では、年1回や年2回など、企業ごとに配当金の支払い時期が決められています。
例えば、年間配当金が1株50円の株を100株保有していれば、年間5,000円(税引前)の配当金を受け取れます。
複数の企業の株を保有すれば、異なる時期に配当金を受け取れる場合もあります。
配当金を生活費の一部に充てたり、趣味や旅行に使ったりすることもできます。
私自身、将来は配当金を少しずつ増やし、家計のゆとりにつなげていきたいと考えています。
ただし、配当金は預貯金の利息とは異なり、企業の業績や経営判断などによって減額・無配になる可能性があります。
2. 配当金を再投資して資産を育てられる
受け取った配当金を使わずに再投資すれば、保有株数を増やしていくことができます。
例えば、配当金で新たに株を購入すれば、その株からも配当金を受け取れる可能性があります。
このように、受け取った配当金を再び投資に回すことで、配当収入を少しずつ増やしていくことを目指せます。
もちろん、株価や配当金は変動するため、将来の配当金が必ず増えるわけではありません。
それでも、配当金を再投資しながら資産を育てていくことは、私がこれから取り組んでいきたい投資スタイルの一つです。
3. 1株から投資でき、分散しやすい
通常、日本株は100株単位で取引するため、株価が高い銘柄ではまとまった資金が必要になります。
しかし、単元未満株サービスを利用すれば、1株から購入できる場合があります。
例えば、株価1,000円の企業なら、1株1,000円から投資できます。
少額から複数の企業に投資できるため、業種や企業を分けて保有しやすいのが魅力です。
私自身、これまでは株主優待を重視して株を購入してきました。
株主優待は100株以上の保有が条件になっていることが多く、1社の株を購入するだけでもまとまった資金が必要になることがあります。
一方で、配当金は1株からでも受け取れるため、少しずつ複数の企業に投資できる点に魅力を感じています。
ただし、1株から購入できても株価下落のリスクはあります。また、同じ業種や似た事業の企業ばかりに投資すると、十分な分散にならないこともあります。
高配当株のデメリット・注意点
配当金を受け取れる高配当株ですが、メリットだけではありません。
投資を始める前に、次の点も理解しておきたいと思います。
1. 配当金は保証されていない
高配当株を購入しても、将来にわたって同じ配当金を受け取れるとは限りません。
企業の業績が悪化したり、事業環境が変化したりすると、配当金が減額される「減配」や、配当金が支払われなくなる「無配」になることがあります。
例えば、年間配当金が50円だった企業が、業績悪化によって30円に減配すれば、受け取れる配当金は40%減少します。
配当利回りが高いという理由だけで購入するのではなく、企業が今後も配当を継続できるかを確認することが大切です。
2. 株価が下落する可能性がある
配当金を受け取れても、株価が購入時より下がれば、株式の評価額は減少します。
例えば、1,000円で購入した株が800円に下落した場合、1株あたり200円の含み損になります。
年間50円の配当金を受け取ったとしても、株価の下落による損失が配当金を上回る可能性があります。
配当金だけでなく、株価の変動も含めたトータルリターンで考えることが大切です。
また、株価が下がったことで配当利回りが高く見えている場合もあります。
利回りの高さだけで判断せず、株価が下落している理由や企業の業績も確認しましょう。
3. 業種が偏るとリスクが高まる
高配当株を探していると、同じ業種の企業に興味を持つことがあります。
しかし、特定の業種に偏って投資すると、その業界全体が不調になったときに、保有株全体に影響が及ぶ可能性があります。
例えば、金融株ばかりを保有していると、金融業界を取り巻く環境の変化が複数の保有銘柄に影響することがあります。
そのため、通信、金融、商社、食品、小売など、異なる業種を組み合わせることも検討したいポイントです。
ただし、業種を分けるだけで損失を防げるわけではありません。個別株への投資には企業ごとのリスクもあります。
4. 配当金には税金がかかる
課税口座で上場株式の配当金を受け取る場合、通常は20.315%の税金がかかります。
例えば、年間10,000円の配当金を受け取る場合、税引後の金額はおおよそ7,969円です。
一方、NISA口座で保有する対象株式の配当金は、所定の受取方法などの条件を満たせば非課税になります。
NISAで国内上場株式の配当金を非課税で受け取るには、配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」に設定する必要があります。
ただし、NISA口座では損失が出ても、課税口座の利益との損益通算や繰越控除はできません。
配当金の税金や受取方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
初心者が高配当株を選ぶときのポイント
高配当株を選ぶときは、配当利回りだけで判断しないことが大切です。
私自身、個別株を購入するときには、配当利回りのほかに、企業の業績や配当性向なども確認するようにしています。
1. 配当利回りだけで選ばない
配当利回りが高い銘柄は魅力的に見えますが、株価が大きく下落した結果、利回りが高くなっている可能性もあります。
そのため、配当利回りに加えて、企業の売上高や営業利益、配当金の推移などを確認することが大切です。
私の場合は、配当利回り2.5%以上を一つの目安にしています。
ただし、配当利回り2.5%以上であれば安心というわけではありません。
企業の業績や株価水準も含めて判断しています。
2. 配当性向を確認する
配当性向とは、企業の当期純利益のうち、どのくらいの割合を配当金として株主に還元しているかを示す指標です。
配当性向(%)=年間配当金総額÷当期純利益×100
例えば、当期純利益が100億円で、配当金総額が30億円なら、配当性向は30%です。
配当性向が高い企業は、利益の多くを配当金として還元していることになります。
一方、配当性向が高すぎる場合は、業績が悪化したときに配当を維持する余裕が小さくなる可能性があります。
私の場合は、配当性向50%以下を一つの目安にしています。
ただし、業種や企業の成長段階によって適切な水準は異なります。配当性向だけで判断せず、利益やキャッシュフローなども確認したいところです。
3. 売上高や営業利益の推移を確認する
配当金を継続して受け取るためには、企業が安定して利益を生み出せるかも重要です。
私は銘柄を選ぶとき、売上高が毎年増加しているか、営業利益が大きく落ち込んでいないかを確認しています。
自分の銘柄選びでは、営業利益が2期連続で減少していないことも目安にしています。
もちろん、売上高が増加していても、利益が減少している場合や、将来の業績が悪化する場合もあります。
決算資料や企業のIR情報を確認し、配当金の原資となる利益が確保できているかを考えることが大切です。
高配当株は1株から買える?ETFという選択肢も
高配当株投資を始めるために、最初から大きな資金を用意する必要はありません。
単元未満株サービスやETFを利用することで、少額から配当金投資を始める方法もあります。
ワン株・かぶミニなら1株から投資できる
マネックス証券の「ワン株」と楽天証券の「かぶミニ」は、1株から日本株を購入できるサービスです。
ワン株は買付手数料が無料で、毎月1株ずつ積み立てることもできます。
かぶミニはリアルタイム取引や指値注文に対応しているほか、楽天ポイントを使った投資も可能です。
ただし、サービスごとに取引条件や手数料、注文方法が異なります。
詳しくはこちらの記事で比較しています。
🌿ワン株とかぶミニを比較!配当金投資を始めるならどっちがおすすめ?
ETFを活用する方法もある
高配当株に投資する方法は、個別株だけではありません。
高配当株を組み入れたETF(上場投資信託)を利用する方法もあります。
ETFは複数の銘柄に分散投資する仕組みを持つ金融商品です。
高配当株を対象としたETFなら、1つの商品を購入することで、複数の企業にまとめて投資できる場合があります。
個別企業の業績や配当方針を一つずつ調べる負担を減らせる点は、初心者にとって選択肢の一つになると思います。
ただし、ETFにも価格変動リスクや運用コストがあります。また、分配金が保証されているわけではありません。
ETFを選ぶときは、組入銘柄や分配方針、信託報酬なども確認しましょう。
私が高配当株に興味を持った理由
私は20代の頃から、株主優待を目的に株式投資をしてきました。
当時も配当金は受け取っていましたが、高配当株ではなかったため、1つの会社から受け取る配当金は1,000円未満ということが多く、年間で合計しても数千円程度でした。
そのため、配当金によって資産が増えているという実感はあまりありませんでした。
しかし最近は、配当金を単なるおまけではなく、不労所得の一つとして考えるようになりました。
株主優待は、100株以上の保有が条件となっていることが多く、まとまった資金が必要になる場合があります。
一方で、配当金は1株から受け取れるため、少額から複数の企業に投資しやすいと感じています。
これからは株主優待も楽しみながら、高配当株やETFも組み合わせて、配当金を再投資していきたいと考えています。
すぐに大きな配当金を得られるわけではありませんが、無理のない範囲で少しずつ保有資産を増やし、将来の収入につなげていけたらと思っています。
まとめ|高配当株は無理のない範囲で少しずつ
高配当株とは、株価に対して配当金の割合が高い株式のことです。
配当金を定期的に受け取れることや、再投資によって配当収入を育てていける可能性があることが魅力です。
一方で、株価の下落や減配・無配のリスクもあります。
初心者が高配当株を選ぶときは、次のポイントを意識したいところです。
- 配当利回りだけで選ばない
- 企業の売上高や営業利益を確認する
- 配当性向や配当金の推移を確認する
- 業種を分散して投資する
- 余裕資金で無理なく続ける
高配当株は、1株から購入できるサービスやETFを活用することで、少額から始めることもできます。
私も株主優待を楽しみながら、配当金を少しずつ再投資して、将来の不労所得を育てていきたいと思っています。
まずは仕組みやリスクを理解し、自分に合った方法で少しずつ取り組んでいきましょう!
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